自然素材・技との出会い

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【素材1】 木造軸組工法用補強金物【Dボルト】


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Dボルトとの出会い

出会いは、まず施主様の希望です。
こんなものがあるなんて知らなかったし、聞いたこともなかった。値段はすごく高いし、「本当にできるの?」っていう感じでした。

お客様は、構造にすごくこだわっていてとにかく頑丈にってことで、いろいろある特殊金物からこれに決めました。

決めたはいいが・・・・内心は。

「何これ??」

「説明書みてもわからんぞ!?」
「建て方(建前)できるのか?」
「どうやって組み方するの?」

という「?」がいくつも並びました。最近ではプレカット工場でこのボルト仕様に加工してくれるところもあるようですが、うちは手刻みがポリシー!そうして、もちろんお客様もその希望です。

「・・・・・・できるの?」

「?」との出会いと言っても過言ではなかったと思います。

Dボルトを使ってみて

ということで、まず1個買ってみて工場で試してみました。そうして、何回もメーカーに電話しました!そこで教えてもらいながら、刻みます。そうして組み方を試作してみました。ですが!かなりデリケートな金物でして、強引に扱うとギアが壊れる。締める途中で動かなくなったり、はずれなくなったりするのです(泣)。精度が大事なのは、いつもしている木の刻みの仕口でも同じなんだけど、なんだかテンションが違う。

pt01
なによりまず、原寸図を作成してみました。
pt02
試しに柱と梁の一部で加工してみます。まさに悪戦苦闘です。
pt03
苦労の末、刻みは終了。さて、組みあがるかな?
pt04
組みあがりました!感動です!綺麗に納まりました。
pt05
数量をきちんと発注し、大量に部材が到着しました。いよいよ刻みの本格的スタートです。
pt06
汗と涙の結晶です。全ての部材の加工が終わりました。紙を巻いて、あとは建て方の日を待つばかりの材料です。

今だから言えますが、正直このボルトは、断りたいと思ったほどだったんです。

そうして、何とか少しコツをつかみ、刻みを進める。膨大な材料が積みあがっていく。やっと建て方の日がやってくる。

建て方もこれが1番の不安材料でした。
「途中で壊れたりしたら??」
「どうするの?」

手伝ってもらった大工さんも誰も見たことがない。「なにそれ?」っていう感じ。誰にも頼れない、頼りは自分の知識だけ。そのプレッシャーとの戦い。

でもなんとか全部成功。本当に良かった!

でも、出来てみるとなかなかいいですこのボルト!
・梁や桁の芯でひくことができる。
・いつでの締めなおしができる。
・基本的にこれは化粧ボルトなので、見た目も大事。これはかっこいい!

pt07
建て方の終了。夕日を受けて出来上がりをチェック。ほんとうに小さな黒いボルトしか見えませんね。感動もひとしおです。

この建方までは「もう2度と使わない!」って思っていたけど、今はもうかなりマスターできたし、自信がついた。また使ってみたいと思っています(笑)。

できるとすれば(今後の課題&改良点)
メーカーさんにお願い。「もう少し頑丈にしてほしいけど。。。。。」
その後経過報告
半年後、1年後、3年後。。。など順次様子をお知らせいたします。
お楽しみにしてください。

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